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■株式スクリーニングの弱点
スクリーニングについて、以下のような質問をされることがあります。
「 5日移動平均乖離率(%)と25日移動平均乖離率(%)に入力するのが「ゼロ」だと、
あまり値下がりしていない銘柄が検索されるような気がするのですが…。
ゼロではなく、どんな数字を入れればいいのでしょうか?」
「どんな数字を入れればいいか?」ということですが、私は、
「0、マイナス5、マイナス10」あたりを使い分けています。
たとえば、5月下旬のように、日経平均が下げているときは、
「25日移動平均乖離率がマイナス10以下」かつ「5日移動平均乖離率が
マイナス5以下」という条件で検索してもいいと思います。
ところが、日経平均が上げているときは、この条件で検索すると、
条件に当てはまる銘柄がほとんどないと思います。
値上がりしている銘柄が多いですから。
こういうときは、「5日移動平均乖離率がゼロ以下」という条件は外して、
「25日移動平均乖離率がゼロ以下」という条件だけで検索します。
つまり、相場全体が値下がりしている状態では、
値下がりしている銘柄が多いですから、検索条件をきつくします。
逆に、相場全体が値上がりしている状態では、
値下がりしている銘柄が少ないですから、検索条件をゆるくします。
ただ、相場全体が値上がりしている状態で、検索条件をゆるくして買うと、
相場が値下がりしたときに、損をする危険性が高いですから、注意が必要です。
「マイナス5」や「マイナス10」ではなく、「マイナス20」など、もっときつい条件で検索したら、
反発力が高く、より値上がりする銘柄が検索されるのではないかと思われる方も
おられるかもしれませんが、短期で20%も下落している銘柄には、何か悪材料が原因で
急落しているものも含まれている可能性があると思います。
スクリーニングは数字だけで判断するので、悪材料が原因かなどは判断できませんし、
「マイナス10以下」という条件で検索した場合に、「マイナス9」に優良銘柄があっても、
検索対象外になってしまいます。
スクリーニングは、候補を減らすための絞り込みをするツールです。
「マイナス5」で検索してみて、候補が少なければ、
「マイナス4、マイナス3、マイナス2」と条件をゆるくしてみる。
逆に、候補が多ければ、「マイナス6、マイナス7、マイナス8」と条件をきつくする。
私は、移動平均線以外に、PERなども検索条件に入れて、だいたい100銘柄ぐらいに
スクリーニングで絞り込んでから、「その中で比較検討する」「悪材料が原因で
値下がりしているのではないかをチェックする」などして、銘柄を選んでいます。
数字だけで判断するという機械の弱点を、人間の力で補う必要があると思います。
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