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■株の指標
銘柄選びの参考にする株の指標を紹介します。
ただ、指標に関係なく、買いたい人が多ければ株価は上がりますので、業績が悪い、
割高だと指標から判断される銘柄でも値上がりすることもよくあります。
銘柄選びの参考材料として、お使いいただければと思います。
分かりやすくするため、会社四季報2004年夏号を使い、トヨタ自動車(7203)と
日産自動車(7201)を例にあげて説明します。
EPS(1株当たり利益)
EPSとは、Earnings Per Share(1株当たり利益)のことで、当期純利益を
株式数で割って求めます。
EPSは、企業の収益性を表す指標と考えられています。
四季報では、業績の1株益を見てください。
2005.3月の予想では、トヨタ自動車が332.4円、日産自動車が112.8円になっています。
PER(株価収益率)
PERとは、Price Earnings Ratio(株価収益率)のことで、株価をEPS(1株当たり利益)で
割って求めます。
PERは、株価が利益の何倍まで買われているかを表しており、株価が割安かどうかを
判断する代表的な投資尺度として使われています。
8月27日の株価の終値は、トヨタ自動車が4390円、日産自動車が1175円。
これを2005.3月予想のEPSで割ります。
トヨタ自動車のPER=4390÷332.4=13.2
日産自動車のPER=1175÷112.8=10.4
PERの値が小さいほど割安ですから、日産自動車の方が少し割安だと考えられます。
PERの値が小さいと割安、大きいと割高で、一般的に20倍ぐらいまでは割安と
考えますが、ハイテク株などでは100倍を超えることも珍しくありません。
同じ業種の銘柄を比較するときは、参考になると思います。
PBR(株価純資産倍率)
PBRとは、Price Book-value Ratio(株価純資産倍率)のことで、株価を1株あたりの純資産で
割って求めます。
PBRが1以下になれば、会社の資産を売却して株主に分配しても、株主は損をしないと
仮定できるので、株価の下値メドとして使われることがあります。
現在は、資産をどれだけ持っているかよりも、今後、どれだけの収益を上げられるかを
考える方が主流ですので、最近はあまり重視されていない指標です。
ROE(株主資本利益率)
ROEとは、Return on Equity(自己資本利益率)のことで、年間利益を株主資本で割って求めます。
この指標は、利益を上げるのに、株主資本をどれだけ効率的に使ったかを表します。
トヨタ自動車のROE=1200000÷8178567=0.147
日産自動車のROE=510000÷2023994=0.252
ROEの値が大きい方が株主資本を効率的に使ったことになるので、
ROEの値が大きい日産自動車の方が効率的に資本を使って、利益を上げていることになります。
偉大なる投資家、ウォーレン・バフェットは、ROEと売上高営業利益率(営業利益÷売上)を
重視して銘柄を選ぶようです。
配当利回り
1株あたりの配当金を株価で割ったもので、年利〜%の配当がもらえるかが分かります。
8月27日時点での配当利回りは、
トヨタ自動車=50÷4390=1.13%(配当を45円で計算した場合は、1.03%)
日産自動車=24÷1175=2.04%
日産自動車の方が配当利回りがいいことが分かります。
こうして比較すると、PER・ROE・配当利回りから日産自動車の方が割安だと思われますが、
現在は、トヨタ自動車の方が割高=トヨタ自動車の方が人気があり、業績以上に
評価されていると考えられます。
必ずしも指標どおりにいかないのが株式投資ですが、日産自動車がトヨタ自動車と同じくらいの
人気が出れば、投資家は割安な日産自動車の株を買いますから、株価が上がることになります。
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